「アンパイ婆」と親しまれる老婦人、10年以上子供たちの野球を見守り続ける

三丁目公園で、放課後の子供たちの野球を10年以上にわたり見守り続ける老婦人、八木さん(90歳)が地域の話題となっている。八木さんは毎週火曜と金曜の午後、公園に姿を見せる。杖を片手にホームベース裏のベンチに腰掛け、子供たちの試合を温かく見守りながら時折審判として判定を下す。その様子から子供たちには「アンパイ婆」と親しまれている。

八木さんが審判を始めたきっかけは、散歩中に偶然子供たちの試合を見かけたことだった。「ある日、子供たちの一人が『アウトかセーフか教えて!』って聞いてきたんです。それからですね。」と八木さんは振り返る。それ以来、彼女は審判として試合を見届ける役割を引き受けるようになった。

「できるだけ公平に見ることを心がけています。子供たちは本気で遊んでいますから。」と八木さんは語る。判定はもちろん、必要以上に口を出さないことも大切だと考えているという。「あくまで彼らが楽しむ場ですから。」と微笑む。

年齢のことを考慮しつつも、八木さんは「体が動くうちは続けたい」と語る。公園での時間が彼女にとっても元気をもたらす存在であるようだ。地域住民にとっても、子供たちにとっても欠かせない存在となった八木さんの姿は、これからも公園で見られることだろう。

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